ちょっとくらいきれいごとのほうが、弱っているときには沁みるかもしれない
職場に若干、モラハラっぽい人が、いるんですけどね。
先日、とある飲み会で、「お前がいなくても仕事はまわる」と罵倒されたり(じゃああなた全部やってください!)、職場の人間関係のあることないこと言われて周りの人にフォロー入れたり(それを外部の人に話すのはおかしいでしょ!!)、終電なくなるまで引き連れられたり、お前が学歴高い高飛車キャラでいけとか(絶対いや!!!)まーいろいろ大変だったわけです。
で、その日実は37度の微熱があって。
やばいなあ、と思って次の日起きたら、熱上がってて、さすがに会社休んだんですけど。
家で寝てても、その人に言われた言葉が、頭の中をぐるぐるぐるぐる。
もちろん悪夢しか見ません。
「俺が連れまわしたと思われるからな、お前明日絶対会社こいよ」
とも言われたんですけど、それがプレッシャーとなって、寝ても寝ても、熱下がらず。
翌日は這うように会社に行って、存在感を消しながら仕事するんですけど、仕事しながら、こんなこと思ってしまう訳です。
まあ、私いなくても、仕事まわるかもしれないよねー…
こんなにしょっちゅう熱出すのおかしいよねー、職場の人に悪いよねー…(消化した有給の9割近くが体調不良)
っていうかさっきからこの仕事に何分かかってんだろー、ああ、デスク最近きたないなあ…
きれいにしたいけど、時間ないしなー…
いつもより残ればきれいにできるけど、、そんな元気ないしなあ…
もーなんか仕事作業量多いな、、
やめたいなー。。。
(以下無限ループ)
週の後半は、涙が出そうになってトイレ駆け込んだりしていて。
金曜の夕方に明らかに熱が上がったので、早退を決め込んで、病院へ行きました。
うれしさのあまり、帰りに花屋によって一番小さいブーケを買ったのは秘密です。
耐えられなくなって、今週その飲み会に始まって自分のメンタルがここまで落ち込んだことを、大切な友に話しました。
彼女は私とは全く違う業界で頑張ってるんですけど、
「自分がいなくてもいいだなんて思わないで、少なくともあなたは私にとっても、あなたの家族にとっても、代わりのいない、大事な大事な存在だから、それを忘れないで」
って、言ってくれて。
メールだったんですけど、私画面見つめながら、わあわあ泣きました。
こういうやさしい言葉って、文字にすると余計になんですけど、ちょっときれいごとっぽいじゃないですか。
普段、健康的な心と体の時は、「そんなの当たり前じゃん」って思うことだったりもする。
だけど、ちょっと心がやばいときって、水が飲めていない状態に似ている。
喉が渇いてる健康な人は、水道捻るなり、お茶を買うなり沸かすなり、さっさと造作なくできると思うんですけど。
体ががったがたの時って、水道まで行くのも一苦労だから、余計渇いてしまう。
だから、お水をベッドサイドまで持ってきてもらえると、とってもとっても嬉しい。
普段何気なく使っている言葉、普段何気なく飲む水。
こうやって気づく、その似たところ、ありがたさ。
ああ、ありがたいなあ、生かされているなあ。
しみじみ噛みしめた金曜の夜でした。
ちなみに、私のバイブルが何冊かあって、
そのうちの1冊をくれたのもまた彼女なんですけど、
『PRESENT 世界で1番大切なことの見つけかた』
http://booklog.jp/item/1/4840149089
この本は読むときの心理状況で、かなり違う表情を見せてくれる。
ここに書いてある言葉も、健康な時には「ああ、そうだよね」で終わるものも多いけれど、
心が渇いているとき、ぐんぐん沁みてきます。
ありがとう。